設計室Fillより、住まい作りに関する様々な出来事を解説する企画「住まいづくりノート」です。

K様邸の建て方の日、2月28日(金)が近くなりました。当日の天気予報は「晴れ時々曇り」で日和は良好のようです。現場は土台を全面に設置して準備完了です。
 一方では、本工事は耐震がズバ抜けて優秀なプレウォール工法を使っています。筆者は、もう20数年前のプウォール工法開発の最初の頃に3棟の住宅を建てています。しっかりした箱状の建物が建て方と同時に出来上がり、建物の姿が最初から見えます。

今、同時に外装の材料の色決めをお施主と共に行っています。屋根、外装、窓、サッシ、玄関戸、そして、そのイメージが家の中の色にも関係していきます。色決めは4段階で行います。

1段階目は設計時の建物イメージ(プラン作りと共に)作りの時に
お施主の想いをヒアリングします。

2段階目は、現場が始まった頃に、
カタログのサンプル帳を使ってお施主の想いをさらに確認します。

3段階目は2~3種類に絞り込んだ色合いの濃淡の色サンプルを
1色毎にA4の大きさでメーカーに作ってもらいます。

4段階目の最終は、立て方が終わり外観が見えてきた現場での色チェックです。
それは、
①晴れの火の直射日光の中の色
②晴れの日の陰の中での色
③曇りの日の色
④雨の日の色
様々な自然光の状態変化の中での色合いの変化を想定して決めます。