第310回【円満な相続のために今できること】納税対策:まずは相続税がどれだけかかるか把握し、「資産の組み換え」「保険の活用」「生前贈与の活用」などを行いましょう。放送日:2024.3.21

  • 円満な相続のために、生前の準備が肝要です。
    今日は「納税対策」についてお話します。
  • 絹川先生:大木さん、相続税の納付期限、気を付けるべき点、覚えていますか?
    大木さん:これまで番組でも何度か出てきましたよね!「10か月以内」に「現金」による一括納付が必要だったと思います。

    絹川先生:そうですね、「被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内」に「現金」による一括納付が原則です。10カ月なんて、あっという間ですよね。残された相続人のためにも、納税対策は非常に重要になってきます。例えば、相続税を納めなければいけないのに、現金が手元にない!なんてことになれば不動産を売却して現金化しなければいけないかもしれません。

    そうならないために、あらかじめ、ご自分の財産を把握したうえで相続税がどれだけかかるか把握しておきましょう。そのうえで、納税資金を確保しておくことが、残された家族の円満な相続につながります。
  • 【納税対策の主な例】
    • 1.資産の組み換え
      資産が土地や建物等に偏り、納税資金(現金)の準備が困難な場合には、これらの資産を事前に売却し、換金しやすい金融資産等に組み替えておく方法があります。
    • 2.保険の活用
      生命保険金は原則、遺産分割の対象外になりますので、受取人単独で請求が可能です。
      また、死亡保険金は必要書類がそろえば数日で現金化が可能です。
    • 3.生前贈与の活用
      金銭や換金しやすい有価証券等を贈与しておき、贈与を受けた方が、贈与により取得した金銭等を蓄えることで、納税資金に充てることができます。また、収益不動産があれば生前贈与することで、蓄えた賃料を将来相続税に充てることができるでしょう。