第267回【家族信託】家族に財産を管理してもらう手法として少しずつ活用する人が増えています。認知症などによる意志判断能力の低下に備えて対策を考えたい方など、一度活用を検討してみると良いでしょう。放送日:2023.6.1

  • 家族信託とは、一言でいうと『家族に財産を管理してもらうための手法』です。

    資産の管理を信頼できる家族に託すことで、その「管理」「処分」を任せることができます。家族・親族に託すことで高額な報酬もありませんし、誰でも気軽に利用できる仕組みです。
  • ◆家族信託を使うことのメリット
    • 1.財産管理を柔軟に対応できる。
      元気なうちから親族に財産の管理を託すことで、元気なうちは自らが財産管理を行い、判断能力が低下した場合には本人の意思に沿った財産管理をスムーズに実行することができます。何よりも、認知症などで本人の判断能力が衰えた場合でも不動産の売却などを積極的に行える点が利点と言えます。
    • 2.二次相続以降の資産継承者の指定が可能
      遺言では二次相続以降の資産継承者の指定ができませんが、家族信託では可能です。 想いに即した資産継承ができると言えます。
  • 認知症などによる意志判断能力の低下に備えて対策を考えたい方、二次相続以降の資産継承を考えたい方は「家族信託」の活用をおすすめします。家族信託制度の活用に関して検討されたい方は、まずはお気軽にご相談ください。